佐久総合病院見学を通し


 今回の見学は自分にとって特別なものとなりました。来年度5年生となる自分にとっては、病院とは「実習」をする場所であり、「見学」をする場所ではないようになってきてしまっていました。1年生であっても、4年生であっても患者さんにしてあげられることは何も変わらないのに、その数少ないことさえもできなくなっていたかもしれません。しかし、今回下級生やほかの大学の学生と共に時間を過ごすことで、そのことに気づくことができました。本当に自分はラッキーだと思います。それは地域医療だからとか国際医療だからといって重要度が変化するものではありません。患者さんに医療を提供するために忘れてはいけないこと、まず相手の立場に立って考えるということです。地域医療をするためには、ただ医学を知っているだけでなく、その患者さんの周りを形成しているすべて、地域を知らなければいけない、と先生方の話を聞いて本当にそう思いました。佐久総合病院の先生方はみながそのように考えていて、病院全体として常にベストを追い求めているように感じられて、自分もこんな病院で働いてみたいと思いました。

 先生方の話の中で特に印象に残っているのは、「今は超高齢化社会だが、これからあなたたちが働くときは超死亡社会だ。」という言葉です。本当に衝撃を受けました。でもその通りであることも分かります。時代によって必要とされる医療が違うのはもう分かっていることです。その上で、自分がどのようにこれから考え、どのように行動して行くのかを働き出してからはもちろん、学生の間も考え続けて行きたいと思います。

 最後に佐久病院の皆さん、様々なことに関して考える機会を与えてくださり、本当にありがとうございます。

文責:山梨大学医学部医学科 4年 林 大祐